エフエックスエフ・ロッソ 2021 / カンティーナ・ジャルディーノ
テヌータ ナルドーネというワイナリーを経営していた兄が早逝、兄の遺志を継ぐことにした弟のニコラ。ニコラは、もともとワインに全く関係のない仕事をしていたのですが、兄が生前に採用していた現代的な醸造方法に対して早々に疑問を持ち、ナチュラルな手法を模索し始めます。そんなニコラが造った実験的ワインをカンジャルの2人がたまたま飲んだことで交流が始まり、カンジャルのアントニオはニコラに数々のアドバイスをするように・・・。カンジャルとしては、同じ志を持つ仲間が増えることは光栄以外の何物でもなく、協力を惜しまかったわけですが、その一環として生まれたのがこのFXFシリーズ。出自が全く一緒のブドウを各々が醸し、それを半量ずつ交換(?)、それを自身が醸したものにブレンドしてボトリング、各々が各々の販路で流通させるというもの。ナチュラルワインの世界ではそれなりの認知度があるカンジャルとコラボすることで、ナルドーネの認知度&注目度が上がることに主眼を置いたワインです。
ナルドーネの畑のメルロー、カベルネ、シラーを使用した、2021ヴィンテージの赤になります。これらのブドウは、アリアーニコのタンニンを和らげる目的でニコラの兄が植えたものだったのですが、土地の伝統文化にない品種を育て続ける意味ってあまりなくない?というアントニオの意見に従い、2021年の収穫を最後に樹を抜いてしまったそう。
メルロー&カベルネの醸造はニコラが、シラーの醸造はカンジャルが担当しました。9月上旬に収穫したメルローは、マセラシオンカルボニックで醸造、9月の下旬に収穫したカベルネは4日間と短めの醸しにとどめ、プレス後、残りの醗酵を樽で行い、ステンレスタンクで熟成。シラーの醸造はカンジャルが担当、9月20日ごろに収穫したブドウに10日ほどの醸し醗酵を施し、プレス後はステンレスタンクで熟成。2022年の春の終わりにニコラが仕込んだワインをカンジャルへと運び、全てのワインをブレンドしボトリング。
(インポーター資料より)
- ヴィンテージ
- 2021
- 生産地域
- イタリア / カンパーニャ
- 生産者
- カンティーナ・ジャルディーノ
- タイプ
- 赤
- 品種
- シラー、メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン
- 容量
- 750ml
- 在庫数
- 0