バルバクーダ 2021 / レ・バルバトラクス(イザベル・デライエ&マキシム・ランネイ)
Barbacuda 2021 / Les Barbatruks【Maxim Lannay】
※こちらのワインは、お1人様1本まででお願い致します。
ドメーヌは2017年3月にマキシムと妻のイザベルと共に設立。マキシムは醸造や栽培などとは無関係の家庭で育ちましたが、ワイン造りに興味を持ち、数年間Domaine Villetで働きました。そこでは葡萄畑の仕事の価値と正確さを学びました。その後、Alice Bouvot(ロクタヴァン)で2年間働き、アリスの素晴らしい味覚と知識によって、醸造についての多くのことを学びました。現在はモンティニーやアルボワ、ピュピアン、モンマランなどに合計0.8haの畑を所有しています。そのうち約60%がシャルドネ、その他はサヴァニャンやプールサール、セイベル、ピノ・ノワール、ガメイなどを栽培しています。2020年からネゴシアンも始めており(レ・バルバトラクス)、アルザスやローヌなどの葡萄を使用し醸造も行っています。葡萄畑の仕事は殆ど手作業で、できるだけ病気に対する散布も少なくしています。収穫も手摘みで行い、葡萄畑で選果して、手動の垂直プレスを使用。純粋な葡萄ジュースを得る為にプレスは優しくゆっくり、発酵は野生酵母で行います。殆ど全てのキュヴェはポンプを使わず、瓶詰めも重力によって行われ、亜硫酸も添加していません。栽培から瓶詰め等に至るまで、丁寧に手作業で行うことを意識しています。まだ生産者として経験という歴史が浅く、収穫の状況も毎年同じではないため、造られるキュヴェも様々です。基礎にあるのは常に飲み易くあることで、実験的な挑戦も行いながらより希望に近づけるよう努力しています。彼は中学時代、ラタ・ポワルのラファエル・モニエの(当時中学校の社会科の教師)教え子だったそうです。ラファエルは、まさかマキシムがヴィニュロンになるとは不思議な縁だねと笑顔で語っていました。
除梗したアルザスのゲヴェルツトラミネールを1週間マセラシオン。グラスファイバータンクで10ヶ月間発酵と熟成。薄濁りの黄みがかった琥珀色。ライチや黄プラム、アプリコット、黄桃、柑橘などの果実香に、ジャスミンや金木犀のかぐわしい花々、加えてオレガノやカモミールなどのドライハーブやドライフラワー、陳皮を想わせる香りが加わりアロマティックな中に複雑性が感じられます。舌先を微細なガスがピリピリと刺激し軽快な印象を与え、風味は香りに感じられたイメージ同様に、複雑味を帯びた華やぎのある果実や花々を想わせ、アプリコットや黄プラムをかじった時のようなメリハリのある酸が支えながら弾むように口中へと膨らみます。アフターにかけて緑茶のようなタンニン、黄柑橘ピールや陳皮のほろ苦さ、フュメ香が仄かに感じられ、更に複雑で奥行きのある味わいが続きます。
- ヴィンテージ
- 2021
- 生産地域
- フランス / ジュラ
- 生産者
- レ・バルバトラクス(イザベル・デライエ&マキシム・ランネイ)
- タイプ
- 白 / オレンジ
- 品種
- ゲヴェルツトラミネール
- 容量
- 750ml
- 在庫数
- 0