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ヴィノ・ロッソ2019+2020 / ダリオ・プリンチッチ
Vino Rosso 2019+2020 / Dario Princic
元々ブドウや食材、高品質ワインをレストランに販売していたダリオ。著名な自然派ワインメーカーと仲がよく、自身も情熱を抑えきれずワインづくりを始めました。
メルロー、カベルネソーヴィニヨンのブレンド。ダリオのそれぞれの単一品種メルローとカベルネは大樽で9年間熟成されていますが、その中で比較的若い樹やセカンドプレスを使ったのがこのロッソです。
彼らが代々続くワイナリーの家だったのに対し、そうではなかったダリオ、ボトリングを始めてからもしばらくはかなり苦労したようです。
しかし、2004年のヴィラ・ファヴォリータにて一躍注目を集め、イタリアのみならず、世界的に爆発的な人気を博し、今ではワインは割当制になっているほど。
フリウリを代表する人気の造り手の一人となっています。
畑では最大限に自然に敬意を払い、一切の化学薬品を使わずに栽培、有機の堆肥を3年に一度使用するのみ。
醸造面でも、温度管理をせず、天然酵母のみで発酵。
フィルタリング、ろ過も行わず、2酸化硫黄も瓶詰め時にごく少量を添加するのみ。
そして全ての白ワインは、赤ワイン同様にマセレーションを行い、果皮からもしっかり成分を抽出して造られます。
自然で伝統的なワイン造りに取り組んでいます。
ヨスコ・グラヴネルの親友であり、スタンコ・ラディコンやラ・カステッラーダのニーコとは同級生。 しかし、ダリオは異質だ。彼等が代々続くカンティーナの子供であったのに対し、ダリオはそうではなかった。実際、近隣のレストランやホテルに、食材や、グラヴネル、ラディコンのワインを卸す仕事をしていたのだと言う。
ワイン造りへの情熱をおさえられるわけもなく、1993年から自家瓶詰めを開始。技術的なことの多くはスタンコ・ラディコンから教わりながら、ワイン造りに対する考えを同じくしていった。
ダリオのワインは特別だ。グラヴネルやラディコンにある『難解さ』や『気難しさ』がない。飲み手を試すような素気ない冷たい印象が全くなく、誰にでも近寄ってきてくれる『優しさ』に溢れている。
華やかで豊潤に香るアタックは口中に強烈に長く留まる。しかしながら、長期間のマセラシオンによる『ワインの重さ』はあまり感じさせず、スイスイと飲み進んでしまう、ある意味での『軽さ』がある。
『ワイン造りはスタンコに教わったし、スタンコと同じ気持ちでワインを造っているよ。大切なのはバランスじゃないか?』
ダリオが言うように、彼のワインは全てがバランスしている。長期間の果皮浸透によるタンニンや厚み、柔らかい酸、ポンカ由来の硬さに対して果実のフレッシュ感、濃密で詰まった甘味が高次元でつりあっている。ダリオにしかできない高次元でバランスされたワインと言えるのではないだろうか。
(インポーター資料より)
- ヴィンテージ
- 2019+2020
- 生産地域
- イタリア / フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア
- 生産者
- ダリオ・プリンチッチ
- タイプ
- 赤
- 品種
- メルロー、カベルネ
- 容量
- 750ml
- 在庫数
- 0