ザ・トライアル・バッチ・マセラシオン・カルボニック・メルロー・クレマン 2020 / 蔵王ウッディファーム&ワイナリー
he Trial Batch MC Merlot Cremant 2020 / Woodyfarm & Winery
差別化をする方法の中に、他社がしない事を行うとある。 曰く、【めんどくさく】、【難しく】、【コストがかかる】、醸造する選択の余地が無い程のワインは如何なるものかを考え た。私達の提案は狂気じみた執念のワイン。 それは野生酵母でマセラシオンカルボニックを行い発酵終了後に、瓶内二次発酵をし、更に一年後にデコルジュマンを行うと いう前代未聞のマニアックさ。 万人に受けるつもりはない、Trialに求められるコンセプトは【翌年以降の布石】。私のわがままに振り回されるスタッフと試飲して、【やって良かったでしょ!】と結果が伴わなかったらとヒヤヒヤしたが...。結果から私達は重要なヒントを得ること が出来た。この感覚を共有できる方は300本程度のワイン分しか居ないと考えると少々淋しい思いがする。
私達はメルロの作付け面積を減らしています。それは耐病性に不安があることから完熟させる前に収穫をせざるを得ない為です。 一番いい状態で完熟したメルロを赤ワインへ仕込むとして、残りの赤いメルロをどうするかは毎年、試行錯誤してきました。 先ずはマセラシオンカルボニック(MC)を行う事で、グリーンな風味の抽出を抑制し、フレッシュでグレーピーな風味を強調しています。 発酵が終了した原酒をもとに瓶内二次発酵を行い、低アルコールからくる物足りなさを泡と澱由来の厚みでカバーしています。さら に瓶熟期間が延長するほどフレッシュさが軽減され澱由来の香りが支配的になる事を考慮し約1年ほどでデコルジュマンしていま す。ウッディファームのトライ アルバッチを初期の頃から楽し みに飲まれている方はお気づきでしょう。2 0 1 8 年からトライアルし てきたことは単発ではなく線で繋がっています。
(インポーター資料より)
- ヴィンテージ
- 2020
- 生産地域
- 日本 / 山形県
- 生産者
- 蔵王ウッディファーム&ワイナリー
- タイプ
- 赤・発泡
- 品種
- メルロー
- 容量
- 750ml
- 在庫数
- 0