ツーリスト 2021 / リスト
ディオニー
ブルゲンラント地方ライタベルクの『Liszt リスト』は家族経営のワイナリーです。ベルンハルト・リストは、ブドウ栽培の専門学校を卒業後の2003年、 両親からこの仕事を引き継ぎ、彼の代でビオロジック農業に転換しました。代々ワイナリーだけでなく、養豚業とホイリゲ(ワイン酒場)も営んできており、現在は当主として先代の両親と弟と共に仕事をしております。サスティナブル農業で地産地消を推進し、『オーガニックで作られるワインや食物を楽しみ自然に感謝する人々、彼らのために存在しているんだ』と言います。〝責任を果たすという事〟は、お互い協力するということであり、懸命に働くという事で あり、自然に感謝するということである。この教えは両親から受け継いだもので、この責任をとても大事にしており使命だとすら彼は考えています。 ビオロジック農法への転換は個人的な関心からきたのではなく、この父の教えがベースとなっているのです。
訪問時、彼がワインと共に出してくれた生ハムやソーセージは、旅の疲れを吹き飛ばす程の美味しさ。それもそのはずです。ワインだけでなく育てる豚にも非常なる愛情を注ぎます。広大な自然の敷地に放し飼いしストレスをまったく与えず、飼料も自分の畑でとれ たオーガニックの穀物を与えます。もちろんこの豚肉が頂けるのは彼のホイリゲだけです。彼は幼い頃から自分の中に流れる農夫の血に気づき意識し続けてきました。なんと幼い頃、あのウィーン少年合唱団の一員であり、世界中を歌って回ったことがあるそうです。日本へも来たことがあり、数都市を回りいつくかのコンサートで歌ったそうです。この時の世界中を旅した経験により、彼は強く自分のバックグラウンド、両親から受け継いだ農夫としての血を意識するようになり、オーストリアのブルゲンラントという片田舎で育ってきた日々をさらに愛するようになったそうです。
畑は7ha、ブラウフレンキッシュとグリューナー・ヴェルトリーナーを主に育て、アジアはもちろんヨーロッパにもこれまでは輸出せず、自らのホイリゲとオーストリアのいくつかのワインショップとレストランでのみ楽しめるワインだったようです。 土壌は主に石灰とスレート(粘板岩)で構成され、約1500万年前の貝殻石灰は、多少塩 辛い風味と上品さをもたらし、スレート(粘板岩)は望ましいテンションとストラクチャーに寄与します。
ライタ山脈からの夜間の山風やノイジートラーゼ湖による暖かい湖風の影響を受けるライタベルグ、ツヴァイゲルトをスミマセラシオンカルボニックしプレス、500L~10hlのフードルで発酵・熟成ししました。鮮やかな紫ガーネット、ブラックチェリーやフルーツキャンディ、スミレの香り、柔らかなアタックに中程度のタンニンと少し高い酸味、アフターはすーっとフェードアウトします。
(インポーター資料より)
- ヴィンテージ
- 2021
- 生産地域
- オーストリア / ブルゲンラント
- 生産者
- リスト
- タイプ
- 赤
- 品種
- ツヴァイゲルト
- 容量
- 750ml
- 在庫数
- 0
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